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FXとは?【ベンチャーキャピタルのマネージャーが教える】FXの基礎知識の知恵!どういう仕組みでお金がもらえるのかを解説

副業としても注目を浴びているFXの紹介

最近はコロナウイルスの影響もあり、外に出ることが減り、テレワークも大分主流になってきたのではないでしょうか。

テレワークになると、自宅にいる時間をもっと有意義に使いたくなり、本業をしながら、副業をはじめたという方も増えてきている気もしています。

今回の記事では、投資としてというよりも副業としても注目を浴びている「FX」をご紹介します。

今回のFXについてのテーマはFXとはそもそもどういった投資の方法で行われるのかや、どういった仕組みでお金を稼ぐことができるのか等、初心者の方でもわかりやすく解説して参ります。

FXとは外国為替証拠金取引のこと

そもそも、FXとは何なのでしょうか。

FXはForeign Exchangeの略で、意味は、「外国為替証拠金取引」のことです。

以前、投資の種類の記事でも、FXについて簡単に解説しております。

海外ではForex(フォレックス)などと呼ぶ方もいますし、さらに省略してFXと呼ばれるようになった経緯があります。

FXは1990年代中頃からアメリカで生まれ、今や世界中で主流の投資になっています。世界中の投資家に人気の理由は、おそらく株式に比べて通貨を扱うので、素人でも分かりやすいからでしょう。

株式ですと、会社の経営状況や景気など様々な条件から調べていく必要がありますが、FXの場合は為替です。時間帯や市場等まだ株式よりは抑えるべき点少ないのではないでしょうか。

実際、FXの仕組みは簡単です。
要するに安く通貨を、購入して高く売ればいいだけなのです。

例えば

日本円を売って外貨を買うわけですが、その値段は常に変わっています。

今、100円で1USD購入できるとしましょう。

しかし、明日1USDを売れば100円手に入るとは限りません。手数料以外にその為替の相場が変わってしまうのです。

実際に次の日の値段が101円=1USDだとしましょう。
その場合1USDを売れば1円多く手に入ります。

この場合、円が前日よりUSDに比べて安くなっており、逆にUSDは高くなっていることから1円高いのです。

前日:100円 = 1USD 
本日:101円 = 1USD 円安,USD高

100円が101円になったので、円高では?と勘違いしてしまうかもしれませんが、以前は100円で1USD買えたものが、101円出さないと1USD買えなくなったと考えると円の価値が下がったこと分かりますよね。

FXの決済方法は差金決済

FXにおける決済方法は差金決済といい、キャッシュの受け渡しを行うことなく、売買の損益のみで取引を完結させます。

今回の場合は、たった100円で1USD手に入れ、次の日には1円分USDの価値が上がっているので、1USDを売って、その差額である1円が振り込まれて決済完了となります。

少し前のデータですが、
2020年3月9日、この日のUSDと円の為替の状況は17時の時点で1USD当たり102.22-25円でした。

0.22-25とレンジがあるのは、秒単位で為替レートは変化するからです。
今回はわかりやすくするために小数点以下を消しておきます。

下記、二つの日付を比べてみましょう。

2020年6月3日08時09分頃 1USD = 108円 ドル高、円安

2020年3月9日17時00分頃 1USD = 102円 ドル安、円高

108円 – 102円 = 6円

3月9日の時点で仮に円を購入していた場合、1ドルに対して102円しか手に入りません。

しかし、6月3日に購入していれば1ドルで108円です。ドル高、円安で3ヵ月前と比べて6円も多く手に入ることになります。

6円と聞くと金額が小さく見えるかもしれませんが、購入する金額次第では、大きく得します。

10,000USDで円を3月9日にできるだけ購入すれば、1,020,000円です。

6月3日なら1,080,000円です。
なんと60,000円も得するのです。

アメリカの方が日本へ旅行するとして、どちらの日付を選ぶでしょうか?
もちろん、ドルの価値が高い6月3日のほうを選びますよね。

しかし、FXを行う際は、実際に一々日本に来て日本円を買う必要はありません。むしろ一分、一秒で通貨の価値が変わるのに、現地に買いに来ていては当然間に合いません。

そこで、オンラインの取引所にてFXの口座を開設し、リアルタイムで取引を行います。

先ほどの例で言えば、まず開設した口座に10,000USDを振り込み、そのお金を使って売買を始めることになります。

FXでは、できるだけ少ない資産で多くの通貨が買えるようにドル高、円安の時期を狙います。

ただ、残念ながら未来予知をすることができないので、どの時期に買えばいいのか判断するのが難しいということが問題です。

もし過去にさかのぼることができるのであれば6月3日に調達した1,080,000円を、3月9日のレート1USD = 102円のときに買い戻せば10,588USDとなり、588USD儲かることになります。

6月3日:10,000USD*108円=1,080,000円

3月9日:1,080,000円/102円 = 10,588USD

10,588USD – 10,000USD = 588USD

しかし、過去にも戻ることはできないので、未来を予測するしかありません。

プロのトレーダーともなると、今までのチャートの流れや形、景気などの情報から、正確に次の価値の流れをよむことができるのです。

なので、初心の方も、日頃から世界の情勢を知るために、ニュースなどを見ることで、為替の動向を想像できるようになるでしょう。

証拠金とは担保として預ける金銭のこと

FXの取引所口座に振り込んだお金は、証拠金という形で入金されます。

FXはこのお金で実は決済するわけではありません。
あくまでもこの振り込んだお金を担保に通貨を購入できるという仕組みなのです。

この取引は将来、反対売買することが約束された形で行われます。

ゆえに、外国為替証拠金取引という名前がついています。

お金を担保にするというとあまりピンとこないかもしれませんが、
FXには、自分が持っている資金よりも大きな取引行うことができ、その際この証拠金という考え方がしっくりくるでしょう。

日本国内では、証拠金の取引金額に対して4%の証拠金が必要となるケースが多いです。

例えば

1USD=100円の時に、100,000USDの取引を行う場合に必要な証拠金は以下のように計算されます。

100円×100,000USD×4% = 400,000円(証拠金)

これによって400,000円をもってさえいれば、100,000USDもの大金を扱うこともできるのです。

この仕組みをレバレッジと言います。

小さなお金で大金を扱えることから、少しの時間で大金を得られる可能性もあるので、FXを投資ではなく、副業としてとらえ、メインのお仕事と並行している方も大勢いらっしゃいます。

しっかり勉強しつつ、大金を掴み取りましょう。

専門用語を控えたブログ記事

今回はFXの基本的な考え方から、ドル高/円安、円高/ドル安について、例を用いつつ簡単に説明を致しました。

本ブログでは専門用語を出しつつも、できるだけ初心の方でも理解しやすいように心がけるつもりです。

少しでもFXに興味をもっていただいた方は、是非ともチャレンジしてみてください。