FXのリスクは個人の考え方やメンタルの在り方で変わる
FXについて様々な記事が世の中には存在します。
そのほとんどの記事でFXのリスクについて書いており、多くの方は「FX=危ない」と短絡的なイメージを持たれているようです。
しかし、FXのリスクは個人の考え方やメンタルの在り方で変わってくることをあまり語られていないように感じます。
今回の記事では、FXのリスクやFXに対するメンタルの在り方について記事にいたしました。
FXはリスクありき
FXにリスクはあります。
未来の経済状況を完全に把握することは現実的に不可能です。
どこかの国が戦争でもすれば必ず経済に影響を与えることはありますし、その事情を見通すことは一般の方では不可能でしょう。
しかし、考え方や行動次第でそのリスクは減らすことができます。
リスクは山ほどあるので少しずつ考え方を変えて、メンタルに負荷がかからない投資の方法を考えることが大事です。
なぜならメンタルに負荷がかかれば、冷静に投資計画に則った投資ができず、うまく損切ができなくなる恐れがあるからです。
メンタルがやられたときのFXはやばい!
メンタルに負荷がかかった状態でFXを行うと以下のようなことに陥りがちです。
- 負けが込み、取り戻そうと必死に根拠のないエントリーポイントを探してしまう。
- 根拠が乏しいのでポジションを持っても赤字になってしまう。
- 負けが込んだポジションの平均単価を減らそうと焦ってナンピン買い。
- ナンピン買いを繰り返し、ポジションが増える。
- トレンドが変わらず全ポジションの赤字が増え続ける。
- ロスカットして大損。
上記のことは欲が絡んで、銭を失う不安からこういう発想をして、自らを窮地に追いやってしまいます。
自分を落ち着かせることもFXでは大事なのです。
危険を避ける方法は何?メンタルにやさしい投資の方法
さて、FXにおけるメンタルに負荷のかからない投資の方法とは何でしょうか。
まず、全くメンタルに負荷がかからない状態を考えてみましょう。
簡単です、ポジションを持たなければよいのです。
エントリーしなければ当然負荷はかかりません。
もちろんエントリーするなと言っているわけではありませんが、負けが込んでしまい、冷静に投資ができない状態になるくらいならエントリーしないほうがいいでしょう。
行き当たりばったりに投資しても、もっと負けが増えるだけです。
少なくとも、負けを取り返すために、レバレッジをすぐ高くしてFXに投資するのは危険な発想です。
FXから自分を遠ざけてやるべきこと
自分が冷静ではないと気づいたら一旦FXから自分を遠ざけ、深呼吸をしてから、なぜ自分が負けたのかを考えましょう。
その際、損失を管理する表や、勝率などをまとめた表などを作成してはいかがでしょうか。
メンタルは自分の目で見ることはできません。
表にして見える化を進めないことには、自分が実はメンタルで負けたことに気づくこともできないのです。
こちらの表では、取引を行った時間帯や、取引の回数などを記録しておきます。
すると、通常1時間で1回くらいしかエントリーしないところを何度もしているときがあるかもしれません。
その時のメンタルは異常だったと言えます。
実は多くのFX初心者の方はこういう損失を管理する表などでメンタルの見える化ができてない方が多いのです。
負けた理由が分からないとき
FXで負けた理由が全く分からないときはもしかしたらFXの勉強が足りないのかもしれません。
テクニカル分析を用いてトレンドを把握できてましたでしょうか。
エントリーする際は必ず根拠を持ちましょう。
根拠があれば、負けた理由も自然と出てくるはずです。
根拠もなくエントリーポイントを決めることは、結局のところ運任せに投資を行っていることになります。
気分が落ち着いたら利確・損切の幅を下げてFXをやってみよう
FXから自分を遠ざけて、冷静になったかな?と思ったら、一旦シミュレーションソフトを利用して、自分の損切のルールなどを見直しましょう。
そして、実際にエントリーする際は、いきなりいつも通りのロット数ではなく、少なく減らして、損切や、利確の幅も下げて、ローリスク、ローリターンで進めてみましょう。
この場合なら仮に、負けてしまってもあまり痛手ではないはずです。
コツコツ勝ちを拾えるようであればいつも通りの金額に戻してみてはいかがでしょうか。
メンタルが与えるリスクまとめ
今回はFXにおけるメンタルが与えるリスクに書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
FXはとにかく落ち着いて自分の持つ投資計画に則って、投資できることが重要です。
欲に駆られて身を任せてしまうと負けてしまうリスクが高くなってしまいます。
コツコツ勝ちを拾えるかどうかがとにかく大事です。
もし仮にシミュレーションソフトを利用して全く順張りがうまくいかない場合は、テクニカル分析を学び直したほうがいいでしょう。
根拠のないエントリーから脱却することがFXを始めるうえでのスタート地点なのではないでしょうか。