- トークンの検証ばかりしていたら、自分でもトークンが作りたくなった
- KASAIトークン:$KSAIを作ってみた、その手順を公開
- ステップ1:https://remix.ethereum.orgを開く
- ステップ2:Solidityという言語を選ぶ
- ステップ3:新しい契約BEP20Token.solを作成
- ステップ4:bep20トークンテンプレートから以下の契約コードをコピー
- ステップ5:350行目にて、それぞれの要件に応じて、「name」、「symbol」、「decimals」、および「totalSupply」を好きに変更する
- ステップ6:BEP20トークンコントラクトをコンパイルする
- ステップ7:契約をBSCに預ける
- ステップ8:BSCのテストネットの追加
- ステップ9:BSCのテストネットのトークンを追加
- ステップ10:MetaMaskの「確認」ボタンを押し、トランザクションに署名すれば、発行完了
- 本物のBSCトークンを作るには、BNBが必要
- 超簡単に作れるからこそ詐欺コインに気をつけて
トークンの検証ばかりしていたら、自分でもトークンが作りたくなった
皆さん、実はBEP20トークン、つまりBSCベースのトークンってめちゃくちゃ簡単に作れてしまうということをご存知でしょうか?
なんかトークンの発行って難しそうだと思われがちですが、実はBSCと全く同じ内容でいいのであれば、5分もあれば作れてしまうのです。
え、でもそれってプログラミングを熟知している開発者だからですよね?と思われるかもしれませんが、プログラミング初心者でも5分で作れます。
ちなみに、私はPythonを少し勉強していたことがある程度の、超初心者ですが、5分で作れました笑
今回は、トークンの作る工程を実際にご紹介します。
KASAIトークン:$KSAIを作ってみた、その手順を公開
今回は、実際に私もKASAIトークン:$KSAIを作ってみました。笑
プログラミング初心者の私が、その作り方をご紹介します。
ステップ1:https://remix.ethereum.orgを開く
ステップ2:Solidityという言語を選ぶ
ステップ3:新しい契約BEP20Token.solを作成
BEP20(Token).solと入力します
ステップ4:bep20トークンテンプレートから以下の契約コードをコピー
↑こちらのコードはテキストエディットなどで開きます
こんな感じです
この内容を全てコピーして、赤枠に貼り付けます
貼り付け完了
ステップ5:350行目にて、それぞれの要件に応じて、「name」、「symbol」、「decimals」、および「totalSupply」を好きに変更する
2021年5月6日追記:本記事のトークンはかなり適当に作られております。
『decimals』は18にすると、0.00000000000000001の18桁まで表示されるという意味になります。
これに対して、totalSupplyが少なすぎると発行数がかなり少なくなります。
例えば18桁に対して、totalSupplyが100000000だと、
0.00000000000000001×100000000
つまり総供給量が0.0000000001くらいになってしまいます。
しっかりした供給量にするには、桁数を低く設定するか、発行数を増やすなどする必要がありますので、お気をつけください。
ステップ6:BEP20トークンコントラクトをコンパイルする
a:ボタンをクリックしてコンパイルページに切り替えます
b:「Auto compile」と「Enable optimization」を有効にします
c:「BEP20Token」を選択します
d:「ABI」をクリックして契約のabiをコピーし、保存します
ステップ7:契約をBSCに預ける
a:コンパイルボタンに切り替えます
b:「Injected Web3」を選択します
c:「BEP20Token」を選択します
d:「Deploy」ボタンを押すとメタマスクがポップアップします
この時、MetaMaskをBNBに繋げば、本物のトークンを作れますが、日本の法律の問題も関わってくるかと思いますので、私は念の為、BSCのテストネットでおこないます。
日本のトークン発行における法律についてはこちらをご確認ください:https://innovationlaw.jp/uniswap-dex-amm/
なので、MetaMaskにBSCのテストネットを追加しましょう。
ステップ8:BSCのテストネットの追加
BSCテストネットの追加内容はこちらです。
ネットワーク名
Binance Smart Chain Test
RPC URL
https://data-seed-prebsc-1-s1.binance.org:8545/
チェーンID
97
通貨シンボル(オプション)
BNB
ブロックエクスプローラのURL(オプション)
追加方法を知らない方は、こちらの記事を参考にしてください。
ステップ9:BSCのテストネットのトークンを追加
そしてBSCのテストネット用のトークンを受け取っておきましょう。
https://testnet.binance.org/faucet-smart
こちらのサイトにアクセスして、受け取りアドレスを入力し、受け取りたいテストネットのBNBを受け取ります。
ステップ10:MetaMaskの「確認」ボタンを押し、トランザクションに署名すれば、発行完了
あとはステップ7で出てきたMetaMaskのポップアップに戻り、MetaMaskではBSCのテストネットにつなぎ、「Confirm」ボタンを押せば、トークンの発行完了です。
めちゃくちゃ簡単ですよね。
実は、特に難しい要件を入れなければ、5分とかでもトークンを作れてしまうのです。
なお、BSCテストネットでもKASAIトークン:$KSAIの発行が完了していることがわかります。
なんだかちょっと臭うトークンを作ってしまいました・・・笑笑
本物のBSCトークンを作るには、BNBが必要
もし本物のBSCトークンを作るにはBNBが必要です。
BNBは、Binance(バイナンス)取引所で手に入れることができます。
Binance(バイナンス)取引所の登録方法がわからないという方は、こちらをご確認ください。
また、Binance(バイナンス)取引所へはボタンより、安全にサイトに飛ぶことができます。
超簡単に作れるからこそ詐欺コインに気をつけて
今回はBEP20トークンの作り方をご紹介しました。
日本の法律などを抜きにしたら、めちゃくちゃ簡単でしたよね。
プログラミング初心者でも、BSCトークンが簡単に作れることがお分かりいただけたと思います。
私が今回この記事を通して知って頂きたかったのが、簡単にトークンは作れるので、詐欺コインに気をつけて欲しいということです。
プロジェクトがしっかりしているのか、他にオリジナルの機能はあるのか、運営企業がしっかりしているのかなど、見極める目が必要です。
本記事を通して、改めて少しでも気をつける意識を持っていただけたら幸いです。
2021年5月8日追記:もっと簡単に作る方法もあり!
最近、もっと簡単にオリジナルトークンを作れるサイトも出ていました。
詳細は、こちらをご確認ください。