新生児の高額医療費は8割程戻ってくる
もしも新生児が、NICUなどに入り、高額医療費が発生したらどうすればいいの?と思っている方は意外と多いのではないでしょうか。
実は、役所に申請をすると、8割〜9割ほど新生児の医療費にかかったお金は戻ってきます。
国は、新生児や高額医療に関する制度をしっかり整えているのです。
これからママやパパになる方も、この制度は知っておいて損はありません。
それでは、どのような流れで高額医療費の申請を行うのでしょうか。
申請の流れをまとめました。
新生児がNICUに入った時の対応
新生児がNICUに入ったら心配ですよね。
私も経験しているのですが、本当に心配でたまりません。
しかし、今ではすっかり元気に退院しています。
ママ・パパになったからには、オドオドしている暇はありません。
できることをしっかり対応して行きましょう。
ママ・パパとしてすべきことは、毎日病院に顔を出すことはもちろんのこと、生まれたばかりでそのままNICUに入った場合は、以下の申請をまずは必ずしましょう。
- 出生届
- 乳幼児医療費助成
- 児童手当
この申請をすることで、住民票やマイナンバーの取得ができるようになります。
そのあと、会社に勤務されている方は、住民票かマイナンバーを会社に申請することで、新生児を社会保険の扶養に入れることができます。
そして扶養に入れることで、保険証を発行してもらえますので、この手続きを必ず済ませまておきましょう。
生まれたばかりでNICUから退院する時の流れは以下の通りです。
- 出生届・乳幼児医療費助成・児童手当の申請をする
- 住民票・もしくはマイナンバーの取得をする
- 会社に住民票・もしくはマイナンバーを送る
- 限度額適用認定申請書の作成と申請
- 保険証と限度額適用認定証を病院に持っていき支払う
上記のNICUからの退院の流れの詳細については、以前の記事でもまとめてますので、ぜひ合わせて確認しておきましょう。
国への申請の流れ
NICUからの退院時の流れは、上記内容を確認することでバッチリつかめましたね。
しかし、上記の流れでは、限度額適用認定証などのおかげで一旦支払う超高額医療費は抑えられたものの、それでも高額な医療費がかかっています。
その高額な医療費の8割程を戻すためには、どうすればいいのでしょうか。
実はとても簡単で、退院時に病院にて支払った時の領収書を役所に持っていくだけでいいのです。
それでは、役所に持っていくのは領収書だけなのかというと、それ以外にもいくつか必要なものがあります。
申請時に準備が必要なもの
NICUから退院した後、高額医療費の8割程は国から戻ってきます。
その際、役所に申請が必要ですが、役所に持っていく物は以下の通りです。
・退院時に病院に支払った領収書(薬局の薬代も含む)
・受給資格証(乳幼児医療費受給資格登録申請書を申請するともらえます)
・保険証
・限度額適用認定証
・乳幼児医療費交付申請書(役所窓口で書くでもOK)
以上の書類が必要になります。
ちなみに、乳幼児医療費交付申請書は、役所の窓口にも置いてありますので、役所の方に教えてもらいながら書くのでも大丈夫です。
なので、領収書・受給資格証・保険証・限度額適用認定証を持っていけば大丈夫でしょう。
これらを提出することで、役所への申請の混み具合にも寄るかもしれませんが、1ヶ月〜2ヶ月後には、受給資格証の登録先の銀行口座に振り込まれます。
ママだけに頼らずパパも知っておこう
今回は、高額医療費の役所への申請方法についてまとめました。
ママ・パパになった時は、わからないことだらけなので、色々なことが不安ですよね。
ママは、お医者さんや助産師さんともお話しする機会が多いと思うので、色々なところで情報収集をしていると思いますが、特にパパは情報を得る場所が少ないと思います。
しかし、ママだけに頼るのではなく、パパも一緒に子育てを楽しみましょう。
そして、国への申請などだけでも、パパが知っていることで、ママも助かります。
ぜひ、本記事が多くのパパやママのお役に立てられたら幸いです。