生後0ヶ月〜4ヶ月くらいまで見られるモロー反射
赤ちゃんの新生児から乳児の時期である、生後0ヶ月〜4ヶ月くらいまで見られる、モロー反射をご存知でしょうか。
モロー反射によって、赤ちゃんが泣いてしまい、夜眠れず困っていることもあるかと思います。
そもそもモロー反射とは一体何なのでしょうか。
ママ・パパにとっても悩みのひとつのモロー反射の対応方法について記事にしました。
赤ちゃんも泣く、モロー反射とは?
モロー反射とは、主に音や光、温度や首を傾けたりすることなどにより身体が反応する、反射的な防衛反応のことを言います。
これは、赤ちゃんが生まれた時から備わっているもので、生理的現象といえます。
反射的な防衛反応なので、敵から身を守る行動のひとつなのでしょう。
よく勘違いされている方もいらっしゃいますが、モロー反射は病気ではありませんので、ご安心ください。
実際にモロー反射はどのような動きなのかというと、驚いた時のように「ビクッ」とさせた後に、手を動かして万歳のような動きを取ります。
モロー反射のような反射行動はこの時期、様々なところで現れます。
他にも赤ちゃんの手を触ると、赤ちゃんは手を握り返してくれます。
これも生理的な反射行動のひとつです。
新米ママ・パパにも思い当たる行動はいくつかあるのではないかと思います。
モロー反射に似た点頭(てんとう)てんかんという病気もある
ただ、気を付けなければならないのが、モロー反射に似たもので、点頭(てんとう)てんかんという病気もあります。
これは、ママ・パパにはなかなかモロー反射と区別することが難しく、少し気になるような行動が見られる場合は、かかりつけの病院などで診てもらうことをおすすめします。
一応、区別できる見るべきポイントの一例としては、
- 頭をガクッとさせて万歳をする行動をとった時
- 一日に何度もこのような動作がみられる時
- 発熱などもみられる時
- 生後5ヶ月以降もまだモロー反射が見受けられる場合
このような状態が見られる時は、疑ってみてもいいかもしれません。
しかし、ネット情報だけを鵜呑みにせず、また自分で勝手に判断するのではなく、お医者さんにしっかり見てもらいましょう。
なかなか治りにくい病気とも言われていますので、少しドキッとしてしまいますが、早期発見・治療をすれば良い方向に向かっていくので、こういう病気があるということくらいは事前に知っておきましょう。
赤ちゃんをモロー反射で泣かせない!モロー反射をなるべく起こさないようにする基本的な方法
それでは、なるべくモロー反射が起きないようにするには、どのようにすべきなのでしょうか。
対処方法としては、
- うるさくしない(騒音を出さない)
- 明るい光を当てない
- 冷たい風や熱を当てない
- お布団を暖かくして置く
- ママ・パパが優しく抱っこして安心感を与える
まずは、これらの方法で、モロー反射を和らげてあげましょう。
おすすめモロー反射対策用寝かしつけグッズ
「上記の方法も試したけど、なかなか効果が出ないです。」
「夜、モロー反射のせいもあり、赤ちゃんが泣いてしまい、なかなか寝てくれない!」という場合もあるでしょう。
そんな方におすすめな、モロー反射対策用寝かしつけアイテムがあります。
それが、「スワドルアップ」というアイテムです。
お包みのような役割をしてくれて、モロー反射予防になります。
これでうちの子もよく寝てくれいるので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
また、この他にもこのようなモロー反射対策グッズもたくさん出ていますので、赤ちゃんが寝てくれず困っている方は、ぜひ調べてみてください。
ママ・パパも一緒に赤ちゃんとの生活を楽しもう
今回は、モロー反射によって、赤ちゃんが泣いてしまい、なかなか寝てくれない方に、モロー反射の予防・対策について記事にしました。
モロー反射だけでなく、赤ちゃんが夜寝てくれないのは、ママ・パパも大変ですし、だんだんとストレスになったりしてきます。
以前、寝てくれなくて困っている方向けにも記事を書いてますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。
そして、モロー反射の影響で泣いている赤ちゃんに負けることなく、一緒に赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。