FX投資は適当では負けてしまう
FX投資をはじめたときは何もかもが手探りで、適当にエントリーして、負けてしまうことがよくあります。
それはあなただけではありません。
FX投資をしている方で、年間通して勝てている人は、たった3割程度だと言われています。
しかし、ただ負けるのではなく、なぜ負けたのかを考えることで勝率を上げていくことができるようです。
今回の記事ではどういったパターンに陥ると人は負けてしまうのかをご紹介いたします。
負けパターン①勘でトレードしている
何の理由もなく、ただなんとなく価値が下がっているという理由で買いを入れてしまっては、負けることが多いです。
少なくともなぜこのタイミングで買いを入れるのか、ある程度理由を言える知識がないと、ロングもショートもしない「買い」を入れないほうが無難です。
全く知識がない方は、一旦シミュレーションソフトを利用して、勝てるか負けるかを確かめたほうがいいでしょう。
価値が下がっているからと言って、いつまた上がるか分からないですし、そのまま下がり続けることも十分あることがよくわかると思います。
シミュレーションソフトでも勝てない場合は、まず本番でも勝つことは難しいでしょう。
負けパターン②トレンドにうまく乗れない
上昇トレンドか下降トレンドが分かれば、多少でも次の値動きにおおよその予測をつけることができます。
逆にわからなければ、逆のトレンドに乗ってしまい、待てど暮らせど価値は思うように動かず、結果大損害を出してしまうこともあります。
少なくとも、ゴールデンクロスかデッドクロスか、ボリンジャーバンド等駆使してトレンドを確認してから売買をしたほうがいいかもしれません。
以前ボリンジャーバンドについても詳しく記事にしておりますので、ぜひ合わせてご確認下さい。
負けパターン③テクニカル分析に頼りすぎて、損切ができない
いくらボリンジャーバンドで±σ1に68%の確率で収まるとはいえ、すぐに逆張りするのは危険です。
ひたすら±σ2に居続けることはたまにありますし、むしろそのままトレンドが出来上がって順張りのほうがよかったなんてことは十分起こりうることです。
その際、ボリンジャーバンドも一緒に上下(拡大)しますので、思ったより損が出てしまうケースもあります。
特に大きくレバレッジをかけていると、損が大きかったりもします。
ここでポイントなのは、テクニカル分析が有効とはいえ、損切するときは自分のルールに従って機械的に行うべきということです。
そうすればいかに自分の思い通りにいかなかったとしても、小さな損で抑えられます。
負けパターン④市場に影響を与えるイベントに関して不勉強
FXの市場は戦争や選挙、大統領の発言等のイベントに応じて大きく値動きします。
そしてFXの市場に影響を与えるイベントの有無に関しては、ある程度スケジューリングされているものもあります。
有名なものは、米国雇用統計発表かと思います。
毎月第一金曜日の夜、夏時間であれば21時半頃(JST)、冬時間であれば22時半頃に発表があります。
発表後、予想していた経済状況よりも悪化している場合、金利が下がり、ドル安、もしくは改善されていた場合は金利が上がり、ドル高となる可能性があります。
しかも、その影響力はかなり大きく、一日で1円以上変化する可能性もあります。
このイベントはFX投資をしている方なら当たり前に知っている情報ですが、もし仮に知らなかった場合、大いにあおりを受けてしまい、ロスカットになる可能性があります。
FX投資に慣れてる方は雇用統計予測を見て、ある程度予測を立ててむしろ稼ぎ時とされていますが、慣れていない方はエントリーをせず、ほとぼりが冷めるのを待つといったほうが無難でしょう。
負けた後どうすべきか?
多くのFXトレーダーは負けた後のことを真剣に考えていません。
しかし、負けた後の行動は非常に重要で、ここからの行動によってはさらに損を拡大させてしまうかもしれません。
負けた後、多くの場合は落ち着いてはいられません。
1千円、2千円ならまだ冷静かもしれませんが、10万、20万円負けたともなると一般のサラリーマンの方なら冷静でいられないのが普通です。
その際、自分の設定したルールに従ってトレードができない可能性が高いので、一旦FXから離れて、負けた理由についてよく考えたほうがいいです。
思いついたらノートに書き留めたり、もう一度FXの勉強をし直してみることで、冷静な自分を取り戻せるのではないでしょうか。
落ち着きを取り戻したら取引量をいつもより小さくして、小さく取引をしてみてください。
それで勝てれば、落ち着いて自分のルールを基に取引できている証拠でしょう。
FX投資は冷静さが大事
今回はFXをはじめたばかりですごく負けている方を対象に、なぜ負けているのか少しでもヒントになればと思い、記事にいたしました。
FXはもちろん必ず勝てるわけではありません。
しかし、ある程度は勉強でリスクを回避することもできるタイプの投資の一つかと思います。
今回ご紹介した負けパターンに1つでも当てはまると感じた方は、損切・利確の割合を下げて、落ち着いて投資をされてみてはいかがでしょうか。
また、大きく負けてしまった方は、一旦冷静になるためにもFXから1日離れてみるのもいいかもしれません。