詐欺の手口がかなり巧妙になってきている
皆さん、こんにちは!Kasaiです。
本日は2021年6月5日2時AMに発生した、Digiswapの詐欺事件について解説いたします。
連日、このような記事を皆さんにお届けするのも、私としてもとても嫌な気持ちです。
本来であれば、もっとDeFiや仮想通貨が楽しくなるような情報や役に立つ知識を皆さんにお届けし、楽しんでもらいたいという気持ちでスタートしたブログでもあります。
それがこんなにもひどい詐欺が多いので、『葛西の知恵ブログ』はいつの間にか詐欺情報ブログみたいになってしまっています笑
しかし、皆さんに楽しんでもらうには、このような詐欺情報を読んでいただき、理解してもらい、ご自身でも身を守れるようにすることも非常に大事かと思いますので、本日も記事にしました。
今回は、たまたま記事ネタを探していた、2021年6月4日の夜12時ごろ見つけたDigiswapが、2時間後にPancakeSwapでフェアローンチされるということで、事前に情報を調べていました。
そこでリアルタイムで事件が起きましたので、記事にしました。
Digiswapの詐欺の内容
まずDigiswapの詐欺の内容としては、RugPull(ラグプル)、いわゆる運営の持ち逃げですね。
PancakeSwapで新しく発行されたDigiswapのトークン、$DIGIがローンチ後、投資家は購入することはできますが、売却ができなくなりました。
これは、運営側が流動性ロックをかけることで、売却ができなくなります。
ちなみに、こちらが流動性にロックをかけたコントラクトアドレスですね。
興味がある方は、詳しくみて見てはいかがでしょうか。
ちなみに、開始15分後くらいには運営サイト(http://digiswap.co.uk/)も全て消えていました。
すごいですよね笑
私は、いくつかのポイントからDigiswapは詐欺だと事前に気づきました。
今回なぜ詐欺と気づけたのか、ポイントについて解説していきます。
Digiswapの詐欺ポイント
詐欺ポイント①:フルネームでないチームの名前が掲載されている
Digiswapのチームのスクショが撮れなかったのが残念ですが、Digiswapでは3人のチーム名と写真が掲載されていました。
○○○.S
○○○.K
のような書き方で、写真もかなりふざけた写真でした。
Moonhereの時も、名前が掲載されてましたが、ちゃんとフルネームとかで書かれてなかったですね。
チーム名や写真があるとしっかりしたプロジェクトのような感じがし、投資家に安心を与えますが、これは最近の詐欺のやり口かもしれません。
ちなみに、本当にちゃんとしたプロジェクトだと、Nafterなどのように、Linkedinまで掲載されています。
詐欺ポイント②:企業メールではなく、Gmailが載っている
Digiswapの場合、問い合わせ先として、メールアドレスが掲載されていました。
むしろメールアドレスなどは載せているプロジェクトはかなり稀です。
しかし、これも結局投資家に安心感を与えるためでしょう。
また、企業メールではなくGmailだったところが非常に怪しいポイントでした。
Gmailはいくらでも作成できて、すぐに削除もできますからね・・・
詐欺ポイント③:Telegramが最初チャット形式から、開始前から急にアナウンス式に変わった
最初はチャット形式だったのですが、開始前には、アナウンス形式のTelegramになっていたので、これは詐欺だと私はここで最終的に判断しました。
本当にTelegramでアナウンス形式だけのプロジェクトは怪しいのでお気をつけください。
そして、今回Telegramの運営は代理で行われていたようです。
よってその代理の運営者が、運営本体のアカウントが削除されたことに気づき、買うのをやめるようにTelegram内でアナウンスしました。
このケースも稀ですね笑
Telegramの運営代行まで騙されているという異常なケースでした。
詐欺ポイント④:チャートが一向に下がらない
私は、最近すぐに買いに入らないで、一旦チャートを見てから入るようにしています。
今回のチャートは初めから異常で上がる一方でした。
一切売りが出なかったのです。
それはそのはず。そもそも売れないからですね笑
ローンチしたばかりのトークンは、事前にしっかり精査してから参加することをお勧め致します。
Digiswapのような詐欺サイトはこれからもたくさん出てくる
今回は、DigiswapにてRugPull(ラグプル)詐欺が発生しましたので、その詐欺のポイントについて解説しました。
おそらく他にも詐欺のポイントは多数あったかと思います。
内容が薄かったり、ロードマップが2022年にプラットフォームのローンチと、かなり先だったり・・・
少しでも怪しいと思ったら、投資しない方が身のためかもしれません。
そして様々な角度からご自身でプロジェクトを見て、判断するという癖を身につけてほしいと思います。
今後もこのような詐欺サイトはたくさん出てくるかと思いますので、くれぐれもご注意ください。