メンタルトレーニングで結果的に冷静な投資を
FXに関わらず投資の世界では次のMethod,MoneyManagement,Mindという3つのMが大事だと言われています。
その中でもMindは特に一朝一夕には、身につくものではありません。
ある程度訓練をしなければ、値動き一つ一つで冷や汗をかくことになります。
しかし、メンタルトレーニングを行うことで、強靭なメンタルを得ることができ、結果的には冷静に投資が行えるようになります。
今回の記事では冷静に投資を行うためにいかにしてメンタルを鍛えるかについてご紹介します。
FXにおけるメンタルトレーニングとは?
FXにおけるメンタルとは何でしょうか。
メンタルというと普通は精神力のことを言いますよね。
座禅でも組めば精神は鍛えられると言いますが、FXの場合はちょっと違います。
FXの場合は、いかにメンタルに負担をかけず取引を行うかが、神経をすり減らさず、冷静にFXへ投資をできるポイントになります。
FXにおいてメンタルは非常に大事で、負けたことにより感情的になり、すぐ取り返そうとエントリーして、さらに負けが増えてしまったという話をよく聞きます。
これを防ぐためには、例え損害を出してしまったとしても、落ち着けるだけのメンタルの強さが必要です。
メンタルにできるだけ負担をかけずにFXでの投資ができるようになれば、ちょっとした値動き一つに一つに感情を揺さぶられることはありません。
つまり、FXにおけるメンタルトレーニングとは、感情に任せない取引を実現することです。
では今までよりもメンタルに負担を掛けずに取引を行うためのコツをご紹介します。
自分のルールを決め、利確・損切の金額を下げる
今まで適当に利確や損切を行っていた方は、これを機にルールを決めてみてはいかがでしょうか。
FXにおいて落ち着いて取引を行うコツの一つが、この損切のルール決めです。
あらかじめ損切ルールを決めておけば、損害が出てしまったとしてもルールに則って作業的に損切をするだけなので、感情的になりにくいです。
ルールさえ決めておけば、感情を殺して作業的に損切を行うだけなので、狼狽る必要はありません。
また、ルールを決めたのち、シミュレーションソフトを使用して、損切の練習をしたり、利確・損切の金額を下げて、実際にそのルールに則って投資をしてみることも、感情をコントロールするという意味でFXにおけるメンタルトレーニングとなります。
FXはギャンブル性の高い投資なところも含んでおり、負けることも日常的に発生します。
その際に、一喜一憂するのではなく、損切することで負けをここで食い止めたと、ポジティブに考えるようにしましょう。
仮説を立てて、検証を繰り返す
つまるところ、FXにおけるテクニカル分析は、「現時点で購入した通貨の値段より、将来上がれば利益を得て、下がれば損失となる」の2分の1を選ぶ勝負です。
その中で勝ち続けるには、統計上勝ち目のある選択をしていくことしかありません。
FXの中で絶対に儲かるという言葉は存在しませんが、仮説と検証を繰り返すことで、勝率を上げていくことができます。
例えば、ボリンジャーバンドを学んだら、ほかのオシレーター系インディケータと組み合わせて検証を繰り返し、より良い結果が何度も出そうであれば、その組み合わせでエントリーをしてみましょう。
仮説と検証を何十回、何百回でも繰り返すことで自分の自信の持てるトレードを見つけることができ、それがメンタル的にも安定した形でFXの取引を実現させます。
負けを負けと認めることも重要
FXで負けることは普通に起こります。
我々は、未来を完全に予測することはできないので、FXにおけるテクニカル分析を使用して確率的に優位性のあるロジックを使用して勝率を上げていくことしかできません。
百発百中に勝つことは不可能でしょう。
負けたときは素直に負けを認めて、エントリーを行った時間や、FX中の取引回数、損失額などをまとめた損失管理表を作成して、なぜ負けたのかを記録していくことも重要です。
その負けの理由のいくつかは、メンタルが原因であることもあるからです。
例えば、いつもなら1時間で1回くらいしかエントリーを行わないのに、2-3回行っていたら、感情的に普通ではなかった可能性が高いです。
なぜそんなことをしたのか、思い出して反省することが大事なのですが、損失管理表などで記録を取っていなければそのことに気づくこともできません。
メンタルの見える化によって、自分が気づけなかったメンタルの変化に気づくことができます。
自分の感情をコントロールせよ
今回は、FXにおけるメンタルトレーニングの方法についてまとめました。
FXで利益を出せない方はこの損失管理表をつける癖がついていない方が多いです。
そこまで難しい表じゃなくてもよいので一回作ってみて、見直してみてはいかがでしょうか。
意外と自分の感情をコントロールできていないことに気づけるはずです。