FX投資中の精神衛生をうまく保つ方法
「お金がない。」「いつもぎりぎり。」「カツカツの生活が嫌だ。」
そこで、FX投資を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一攫千金を狙い、『888倍レバレッジ』と、大きなリスクもかけてしまいガチです。
しかし、そんなにおいしい話ばかりではないのがFXです。
今回はFX投資の上で精神衛生上よくないことと、それを改善させる方法をまとめました。
お小遣いがないためFXを始めたサラリーマン
コロナ不況のせいもあり、給与やボーナスも少ないので、FX投資を始めたサラリーマンの方は多くいらっしゃるかと思います。
そんなサラリーマンの方のほとんどは、夜18時頃が定時で、さらに残業が2〜3時間ほどあるのではないでしょうか。
そして家に帰ると、20時から21時頃という生活ですよね。
この時間からFXを始めて、うまくいけば24時には終わりますし、うまくいかず気づけば朝の3時・4時ということはザラにあるでしょう。
そこから睡眠を3時間だけ取って、睡眠不足の中、出社するわけです。
正直、1日や2日ならこの生活でもなんとかなるかもしれませんが、ずっと続けることは難しいでしょう。
少なくとも精神衛生上もよろしくないと思われます。
FX投資はあくまで副業ととらえ、本業を主として生活するべきです。
しかし、FXはお金がかかっているので、その基本的なことを次第に忘れてしまうものなのです。
自分を見失っていると思ったら、一度生活を見返すことをお勧めします。
1日で為替市場が活発に動く4つの時間帯
「FXのことが頭から離れない!」
「常に携帯かPCを通じてチャートを見ていたい。」
しかし、これでは本業をおろそかにしてしまいます。
FXを気にする生活をまずやめることが精神衛生上良いのではないでしょうか。
実は、FXは市場、時間、通貨それぞれ傾向が全く違います。
まんべんなく見るのではなく、時間、市場を絞るのも一つの手かと思います。
一日の中で為替市場が特に動くのは以下の4つのタイミングです。
ちなみに、4月ー11月を例としています。
11月頃~翌3月頃はまた違いますので注意が必要です。
・日本時間の午前8時~9時
ニュージーランド、オーストラリア、東京と順に市場が空いていきます。
- NZ、日本時間6AM OPEN
- 豪州、日本時間8AM OPEN
- 日本、日本時間9AM OPEN
・日本時間の午前10時半~11時半
世界2位のGDPを誇る中華圏の市場が開く時間帯。
香港、上海の順番で開いていきます。
- 香港、日本時間10AM OPEN
- 上海、日本時間10:30AM OPEN
・日本時間の午後4時
欧州、ロンドン市場が騒ぎ出す時間帯です。
特にドイツは世界で4位の経済規模を持っていますので、注目すべき時間帯の一つです。
- 欧州、日本時間16PM OPEN
- 英国、日本時間17PM OPEN
・日本時間の午後10時~11時
世界経済の頂点、ニューヨーク市場が開く午後10時頃が為替市場は最も活発化します。
ニューヨーク市場が開き参加者が一気に増加するのです。
24時間の中で、為替が最も動く時間帯が午後9時半から11時頃ということですね。
この中でも副業でFX投資をされている方は、ニューヨーク市場が開く午後10時頃(11月から翌3月頃は11時頃)から1~2時間にのみ集中して見てはいかがでしょうか。
絞ることでその市場について詳しくなれますし、日中に携帯やPCで本業中に頻繁に見ることなく過ごせるのではないでしょうか。
米国雇用統計発表時はポジションを持つのを避けるべき
英語が得意で、経済に詳しい方なら大丈夫かもしれませんが、FXをはじめたばかりの方は値動きが激しい時は避ける方がいいでしょう。
例えば、月初めの第一週目の金曜日の前後は、ポジションを持つのを避けたほうがいいです。
なぜならその時期は米国雇用統計の発表日で、1円近く値動きがあるのも珍しくありません。
ぴったしトレンドが当たればいいですが、仮に外れた場合ロスカットのリスクが一気に高まります。
大きく負けた場合、それを取り戻そうとすぐにエントリーしがちですが、そんな時に限ってFXでは負けることが多いのです。
しかし、ポジションを持たなければ、当然上昇トレンドだろうが、下降トレンドだろうが関係ありません。
ほとぼりが冷めてからまた始めればいいかと思います。
避けるべきポジションを持つタイミング
FX市場は基本的に土日は休みです。
その際、FXの業者も休みとなるので、土日は取引ができません。
しかし、土日の朝の終値と、月曜日の始値は必ずしも似たような値段とはなっておらず、むしろ大きく変わっていることもあります。
金曜日の夜の時点で+となっていたポジションが、月曜日の朝には-に転じていることもよくある話です。
そして、それを予測することは神でもない限り難しいので、金曜日の夜はポジションを持っていないほうが、土日ドキドキすることなく過ごせるかと思います。
精神的に疲れてFXができなくなったときはEAの活用もあり
人間なので、どんなに精神的負担を避けてFX投資をしていたとしても疲れてしまうときはあります。
そういうときはEAを利用してみるのも一つの手です。
EAとは、MetaTraderと呼ばれるFXのプラットフォーム上で起動させられる自動売買ソフトのことです。
ただし、月利20%、30%といった派手な月利を稼げる物は避けましょう。
なぜなら、詐欺の物が多かったり、品質が悪いEAが多いからです。
安定して3%〜7%ほどの月利を稼げる良いEAがあれば、試してみるのも良いかもしれません
そして落ち着いたら裁量トレードを再開してはいかがでしょうか。
なお、いくら安心と言っても、予め経済界の要人の発言等によるファンダメンタルズ的に値崩れが起こりやすい時期の取引は、できるだけEAでも避けるべきです。
ある程度予測がつく着く(米国雇用統計発表等)場合は、自己判断の元、止めることを推奨致します。
心に負担をかけるようなタイミングでのポジション取りを避ける
今回はFX投資をするうえで、生活に支障使用を与えない程度でFX投資をする方法や、精神衛生上避けるべきポジションのタイミング等について記事にいたしました。
ポジションをそもそも持っていなければ精神的には何一つ影響を受けません。
無駄に心に負担をかけるようなタイミングでのポジションを避けることで、精神的に安定した状態でFXで投資することができるでしょう。