プロジェクト側も試行錯誤?メカニズムの工夫が必要な時期へ
皆さん、こんにちは!
だいぶ詐欺DeFiも出回り、投資家の方も警戒感が強くなっていることと思います。
また、プロジェクト側も真面目に行っていても、結局プロジェクトがうまくいかず、結果的に詐欺にならないようメカニズムなどを試行錯誤していることでしょう。
もう普通にDeFiプロジェクトを行っても、なかなかうまくいかないフェーズにもきているのかなと思います。
本日は、そんな試行錯誤しているプロジェクトの一つでもある、PaprprintrFinanceを解説致します。
PaprprintrFinanceは、PolloやCBDcashに似たような仕組みになっていますが、今までのこのシニョリッジの仕組みはなかなかうまくいかず、結果的に『最初だけ』になってしまっています。
しかし、PaprprintrFinanceは、この今までの失敗している教訓を活かしたプロジェクトのようです。
PaprprintrFinanceは2021年5月22日22:00頃ローンチしたばかりのプロジェクトです。
実際にどのようなプロジェクトなのでしょうか。
見ていきましょう。
PaprprintrFinanceを調査!
それでは早速見ていきましょう!
PaprprintrFinanceは、ドキュメントがあります。
PaprprintrFinanceの概要
PaprPrintrは、BinanceSmartChainのアルゴリズムのステーブルコインです。
さまざまなブロックチェーンで試行錯誤されたBasisCash、bDollar、およびその他のステーブルコインに触発されました。目的は、米ドルに効果的にペッグされるステーブルコインにすることです(1BUSDにペッグされます)。
中央銀行のように印刷を通じてPAPRの総供給量のバランスをとるだけでなく、供給量が多すぎる場合は供給量をバーンさせて、実際の需要に固執するという考え方です。
多くのアルゴリズムのステーブルコインがペッグを維持できなかったため、私たちのチームは、「Cash」トークンであるPAPRを可能な限り安定させるために、いくつかの新しいメカニズムを設計しました。
これらのメカニズムはPaprPrintrアルゴリズムにとって適切であり、時間の経過とともに作成されるさまざまなプラットフォームにサービスを提供します。
競合他社はCash(現金)の印刷は得意ですが、マーケットで余剰分をバーンすることを忘れることがよくあります。
ここでは、さらにバーンする方法を説明しますが、最初に、アルゴリズムのステーブルコインの基本について説明します。
(専門用語については、このドキュメントの最後に用語集があります)
なるほど、今までのこのようなシニョリッジの仕組みのプロジェクトは、バーンをうまくできておらず、需要と供給のバランスが取れていなかったのが課題でしたね。
日本のお札などを見てもわかる通り、紙幣はたくさん発行すれば言い訳ではありませんよね。
特にステーブルコインは常に需要と供給のバランスを見る必要があります。
今回のこのPaprprintrFinanceは、バーンにも力を入れて、バランスをしっかりとることを伝えていますね。
それではそれぞれの特徴も見ていきましょう。
アルゴリズムステーブルコイン原則
PAPRのエコシステムがどのように働くかはこちらです:
PAPR TWAPがエポック(6時間)の中で、1ドルを越えた場合:
総PAPR供給のパーセンテージがミントされます。
ミントされたPAPRは、ユーザーがステークしたPRINTR(Share※株)の数に応じて、PRINTR(Share※株)トークンをステークしたユーザーに与えられます。
PAPR TWAPがエポック(6時間)で1ドル未満の場合:
a)PAPRのミントが停止します。
そして代わりに、INKトークン(債券)が販売されます。
ユーザーはPAPR付きINKを購入できます。
購入した1INKにつき、1PAPRが自動的にバーンされます。
PAPRが1ドル未満の場合、INKトークンは利用できませんが、PAPRが$1を超えるといつでもPAPR²の価格で販売できます。
これは、ユーザーに次のことを促すプレミアムメカニズムです。 債券を購入し、価格がペッグを上回って戻るのを助けます。
b)PAPRの売上には、(コミュニティによって決定された)税金が適用され、プロセスの中で税金の100%がバーンされます。
TWAPとはTime-weighted average priceを省略した言葉です。
時間加重平均価格のことですね。
よくバーンについて考えられており、いよいよ通貨の仕組みと一緒ですね!
大事なポイントとしては、PAPRがしっかりステーブルコインとしての役割を果たせるか、そして、PAPRが$1を下回っても、INKがしっかり役割を果たせるかどうかというところでしょうか。
下回ると、投資家も諦め、INKにも手を出さず、流動性がなくなってしまうとプロジェクト崩壊を起こす可能性があります。
あとはバーンがしっかり働くかどうか、ここはプロジェクト側の腕にも注目ですね!
トークン分配
PAPR配布:
300,000PAPRは、次のプールでのファームに利用できます。
- PAPR-BUSD(150,000 PAPR)
- PAPR-BNB(150,000 PAPR)
PRINTR配布:
チームのために12,500のPRINTRが保持されます。
2,000枚のPRINTRがプレセール中に販売されます。
次のプールで85,000をファームできます。
- PRINTR-BUSD LP(35,000 PRINTR)
- PAPR-BUSD LP(50,000 PRINTR)
PAPRの拡張化
PAPRの供給量は増えていき、それとともに、レートは減少していくということですね。
バーンの必要性と新しいメカニズム
ここではバーンのポイントを謳っていますね。
どこでバーンするのが効果的なのかを伝えています。
また、鍵となるのは新しいメカニズムですね。
それがこちらです。
ポイントは3つですね
- バーン
- オートバーンタックス
- 増刷
日本銀行のような感じですね!
一つずつ内容を見ていきましょう。
バーン
PAPRをバーンすることにより、私たちは実際の需要に固執することを確信してます。
エコシステム全体を通し、集められたすべての手数料のおかげでバーンが起こります。
すでに機能している、もしくはそうではないプラットフォームがこちらです。これは手数料を徴収するために使用されます:
- DEX
- ボールト
- マーケットプレイス
- さらなるTBA!
また、オートバーンタックスシステムは
PAPRを自動的にバーンするように実装されています。
オートバーンタックス
ボットやスウィングトレーダーのプレイを控えさせるため
PAPRを使用しますが、さらにバーンするために、価格に応じてPAPRの売上に課税します。
- PAPRが1ドル未満の場合、1から30%のオートバーンタックスを使用できるので、誰かがこれを下回る売りのときはいつでも、税金は自動バーンされます。開始時の税は25%になります。
- PAPRが1ドルを超える場合、1〜10%のオートバーンタックスを総供給の急速な拡大を遅らせるために使用することができます。
コミュニティは優先オートバーンタックスレートに投票することが可能です。
増刷
PAPR価格に応じた、拡張レートに係数を適用することにしました。
PAPRが$1.5を超える場合、さらに1%
拡張レートが、0.10ドルごとに追加されます。
たとえば、PAPRのTWAP価格が1.86ドルの場合、
拡張レートは3.5%で、3係数($0.10 + $0.10、+ 0.10を$1.80あたりまで)追加されます。
拡張レートは3.5 * 1,03 = 3,605%になります。
式は次のとおりです。
Exp.Rate =(Exp.Rate *(1 +適用された係数)
なるほど、計算式も入っているので、細かくどういう時に造幣されるのかや、どういう時にバーンされるのかは、こちらで確認しましょう。
なお、細かい図がこちらです。
新しい技術:パーマバーン
PaprPrintrによってもたらされた新しいバーンメカニズムのおかげで、価格を1ドルのペッグより上に維持するためのツールができました。
PAPRを別のトークンとペアにしてLPトークンを作成すると、現在のタックスに応じて、PAPRの一定の割合が自動的にバーンされます。
この新しいツールは、PAPRがクリティカルな1ドルのしきい値を下回ることを防ぎ、追加のバーンを保証するのに役立ちます。
LPの時のバーンについても書かれています。
とにかくバーンに力を入れていることがわかりますね。
ボールト
ボールトはプロジェクトの初日から利用可能になります。
そして2種類のボールトが提案されます:
- 正当であることが知られている適切なトークンを備えた標準のボールト
- デジャンボールト:
信頼できるほど古くないトークンに使用されますが、そのコードは、ラグプル/エクスプロイトが不可能であることを確認するためにチェックされる
一部のデジャンボールトは、信頼が証明できる時、時間の経過とともに標準のボールトに移行されます。
4.4%の成功手数料は、これらのボールトで収益から徴収され、PAPRをバーンするために使用される資金です。
それ以外の場合、徴収された手数料はローンチする予定のトークンの所有者に送られます。
私たちのチームはどのボールトが展開されるかについて非常に注意を払います。そして私たちはご自身でもリサーチいただくことをお勧めします。
ボールトもしっかりあることが、他のアルゴリズムステーブルコインとの違いですね!
他にも投票などもあるので、しっかりしているプロジェクトのように感じます。
ちなみに、有名なインフルエンサーの方もかなり注目してますね
魔るしあんさんは、またもや情報をとるのが早い笑
そして、Twitterでもわかるやすくまとめているようですので、ぜひご覧ください。
PaprprintrFinanceへの参加方法
まずはBNBを用意!
もしPaprprintrFinanceに参加するにはBNBを準備しましょう。
なお、BNB(バイナンスコイン)はBinance(バイナンス)取引所で手に入れることができます。
Binance(バイナンス)取引所の登録方法がわからないという方は、こちらをご確認ください。
また、Binance(バイナンス)取引所へはボタンより、安全にサイトに飛ぶことができます。
PancakeSwapへアクセス
準備したBNBをウォレットに送り、ウォレットの中のブラウザから、こちらにアクセスしましょう。
そこでBNB(BEP20)とSwap可能です。
投資は自己責任で。
PaprprintrFinanceのサイトへ
こちらがPaprprintrFinanceのサイトですね!
なお、こちらからもPancakeswapの購入画面に飛ぶことができますので、ご確認ください。
PaprprintrFinanceに引き続き注目!
本日は、PolloやCBDcashに似たような仕組みになってる、シニョリッジであるPaprprintrFinanceをご紹介しました。
今までのこのシニョリッジの仕組みはなかなかうまくいかず、結果的に『最初だけ』になってしまっていますが、PaprprintrFinanceはどうなるのでしょうか。
バーンに力を入れるということで、運営側の腕も試されそうです。
引き続き、PaprprintrFinanceに注目しましょう。