コロナの影響で会社の情勢が悪化
未だにコロナウイルスの影響により、非常事態宣言が続き、会社の経営状態も悪く、皆さんの中にも会社都合で退職になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本当にコロナウイルスは未だ全世界に大きな影響を及ぼし続けていますね。
私自身も非常に心苦しい気持ちで、毎日を過ごしています。
医療従事者から順番にワクチン摂取が始まり、私の周りにもワクチンを受けたという方も出てきましたが、まだまだコロナウイルスの排除には時間がかかるでしょう。
そんな中で何か私にできることを考えたときに、急に会社都合で退職になった方のためにも退職後の手続きの流れをまとめてみました。
もしかすると、状況によって流れが前後したり、内容が多少異なるところもあるかと思いますが、参考なれば幸いです。
退職後の手続きのおおよその順番
早速ですが、退職後の手続きのおおよその順番をまとめました。
- 失業保険の申請
- 国民健康保険の申請
- 国民年金の申請
- 国民年金の減額or免除手続き
- 国民健康保険の減額手続き
全部で5項目ありますので、大変だと思われるかもしれませんが、大体半日あれば全て完了できます。
申請の書類自体もそんなに難しいことはありませんので、安心してください。
それでは細かく見ていきましょう。
①失業保険の申請
まずは、会社を退職すると失業保険と言って、国からお金の手当てが出る制度があります。これをまずは申請しましょう。
申請するにあたり、退職後必ず『離職票』をもらいましょう。
なお、離職票は2種類あります。
- 雇用保険被保険者離職票1
- 雇用保険被保険者離職票2
こちらの2種類の書類をそれぞれ印刷して、お住まいの近くのハローワークに持っていきます。
ちなみに、会社都合の場合、離職票1には3という数字が入っています。会社都合でないと、失業手当をもらうのが遅くなってしまうので、3であることも必ず確認しておきましょう。
なお、ハローワークへの持ち物は以下の通りです。
【 持ち物 】
- 雇用保険被保険者離職票1
- 雇用保険被保険者離職票2
- 本人確認証明書(運転免許証、もしくはマイナンバーカード)
- 印鑑
- 写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
- 預金通帳(キャッシュカードでも可)
上記、持ち物をお住まいのお近くのハローワークに持っていき、ハローワークのスタッフの指示にしたがって、いくつか書類を書いて申請すれば、失業保険の申請は完了です。
②国民健康保険の申請
続いて、今まで会社に務めていた方は、社会保険に会社全体で加入していたと思います。
ちなみに、社会保険は任意で継続もできますが、社会保険にもよりますが、退職後1週間以内に申請しなければならなかったり、任意だと入っていられる期間が決まっていたりします。
社会保険の任意継続の方がおそらく国民健康保険より安いので、そちらも検討して良いでしょう。
今回は、国民健康保険の申請について話を進めます。
こちらもお住まいの地域の役所に、以下持ち物を持って行き、簡単な書類を書いて申請するだけです。
【 持ち物 】
- 雇用保険被保険者離職票1
- 雇用保険被保険者離職票2
- 本人確認証明書(運転免許証、もしくはマイナンバーカード)
③国民年金の申請
年金についても、多くの方は今までは会社で代わりに給与から天引きで払われていたと思います。
これも、これからは、ご自身で払う必要があります。
こちらの申請も、国民健康保険と同じく、役所で国民健康保険の申請をした同じ場所で、申請可能です。
なお、持ち物も国民健康保険と同じ、持ち物があれば大丈夫です。
念のため、記載しておきます。
【 持ち物 】
- 雇用保険被保険者離職票1
- 雇用保険被保険者離職票2
- 本人確認証明書(運転免許証、もしくはマイナンバーカード)
④国民年金の減額or免除手続き
続いて、②と③の申請と同タイミングで、国民年金の減額or免除申請もしましょう。
すぐに転職ができそうな方や、個人でもすぐに仕事ができる方、お金に余裕がある方は不要かと思いますが、会社都合で退職した方は、お金に困っている方も多いと思います。
申請にあたり世帯の収入などの審査もありますので、減額になるのか免除になるのか、審査が通らないんのかは、審査次第となりますが、申請はしておいて損はないでしょう。
⑤国民健康保険の減額手続き
最後のステップです。
①〜④については、同じ日に全て申請できますが、国民健康保険の減額手続きについては、減免対象番号が出てからになります。
ハローワークにて失業保険の申請後、最初に指定された日に再度ハローワークに行くことになるかと思います。
その際に、減免対象番号が取得できるかと思いますので、その番号を役所に持っていけば申請できます。
こちらも、国民年金と同じく、審査にはなりますが、申請しておきましょう。
以上で、退職後の手続きは完了です。
お疲れ様でした。
あとはハローワークに通いながら、冷静に今後のことを考えよう
今回は会社都合による退職後の手続きについて解説しました。
あとは、失業手当をもらうにあたり、ハローワークに通いつつ、就職活動をするか、個人の仕事の道を選ぶか決めるだけです。
コロナに負けず、今後の道もしっかり見定めましょう。
私自身はこれからは、個の時代かと思いますので、よく考えて前に進みましょう。