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【ベンチャーキャピタルのマネージャーが教える】FXにおけるチャートの見方の知恵!

FXのテクニカル分析をする上でチャートの見方は必要不可欠

FXで稼ぐにはテクニカル分析を使ってチャートを見なければなりませんよね。

しかし、初めてチャートを見るときはどこを見たら良いのか、イマイチよくわからないかと思います。

今回の記事では、FX投資初心者の方向けに最低でも押さえておくべきチャートの見方のポイントについてまとめました。

チャートを見てトレンドを確認できるようになろう

古くから投資の理論の基礎として有名なダウ理論によれば、トレンドには長期・中期・短期の3種類に分かれていると言われています。

自分が見ているチャートが長期的なのか、中期的にみているものなのか、短期的にみているものなのか見極めることが未来の価値を予測するうえで非常に大事です。

短期で見ると下がっているように見えて、実は中期で見ると上がっていたりなどよくあることです。

このトレンドの方向性も上昇トレンド、横ばいトレンド、下降トレンドの3種類あります。

今回の記事では、簡単なトレンドを予測する方法をいくつか紹介します。

ローソクの書き方について

まず、ローソクの読み方がわからなければチャートは見れません。
そこで今回はローソクの書き方から説明いたします。

ローソクが書ければ当然読めるようになると思いますので、ぜひ試しに書いてみてください。

FXのローソクは以下の四つから構成されます。

  • 始値:一定期間における一番最初の値
  • 終値:一定期間における一番最後の値
  • 高値:一定期間における一番値段が高い時の値
  • 安値:一定期間における一番値段が安い時の値

この場合の一定期間とは、時間足によって違います。
日足もあれば、月足もあります。

その期間における値が上記に当たります。

ではさっそく書き方ですが、まず始値と終値を比べます。
仮に、始値を100円、終値を120円としましょう。

まず最初は始値 < 終値ということになります。


上記のように長方形を書いた後、始値 < 終値の場合は下に始値、上に終値を書きます。
これを陽線といいます。
FX業者によっては中が白かったり、赤かったりします。

当然これが多く出てくると、始値 < 終値の期間がいっぱいあることになるので、値段が上がっていき、長期・中期・短期にて違いはありますが上昇トレンドの傾向があります。

逆に、始値 >終値の場合は、下に終値、上に始値を書き、こちらは陰線といいます。
こちらが多い場合は下降トレンドの可能性があります。

もちろん、これだけではトレンドを確定はできませんが目安にはなります。

次に高値、安値を書きましょう。
仮に、高値を125円、安値を95円といたします。

この場合、長方形の真ん中から線を上記画像のように書いて、上に高値、下に安値を書きます。

陰線はこれの逆です。
これでローソクが書けるようになりましたね。
ローソクはチャートを見る上で非常に大事ですので、確実に抑えてください。

チャートを見てトレンドがよめるようになろう

上昇トレンドか、下降トレンドかをある程度読むにはローソクを見るだけでは不十分です。
次に移動平均線を用いたトレンドの読み方を学びましょう。

移動平均線とは、一定期間における終値の平均を線で引いたものです。
シミュレーションソフトを導入したとき、分析方法の中には、大概この移動平均線は存在しています。

次に、短期間の移動平均線(例えば20日)と、長期間例えば60日の移動平均線同時に見比べてみましょう。

たまに、短期の移動平均線が、下から上に長期の移動平均線を追い抜いているときがあります。
これをゴールデンクロスといい、上昇トレンドの現れともいわれています。

また、逆に、長期間の移動平均線を上から下へ突き抜けている場合は、デッドクロスといい、下降トレンドの始まりを意味するときがあります。

もちろん、これも確実にそうなっていくとは言えないのであくまで目安として利用したほうがいいですが、実際過去のデータを見てみると、そうなっているケースが非常に多いかと思います。

MACDで分かるトレンドの見方

移動平均線によるトレンドの読み方を学んだら、MACDによるトレンドの読み方も覚えましょう。

MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の英語略で、読み方は、「マックディー」です。
日本語訳すると「移動平均収束拡散」という意味です。

MACDはMACDという線と、シグナルと呼ばれるMACDの移動平均線を利用して、トレンドを判断します。

こちらの分析方法はダマシが少ないのでトレーダーの中で非常に人気の分析方法です。

このトレンドの見方は、移動平均線を利用してゴールデンクロスとデッドクロスを確認するやり方と同じです。

MACDがシグナルを上に突き抜けるように出ると、ゴールデンクロスとなり、その後、上昇トレンドとなることが多いです。ゆえに、一般的に買いを入れることになります。

その反対に、MACDがシグナルより下に下っていくと、デッドクロスとなり売りのタイミングとなります。

MACDは単純移動平均線よりも、売り買いのトレンドが分かるのが早いので、単純移動平均線のやり方に慣れたらMACDも確認するようにしてください。

シミュレーションソフトで練習を

今回は、ローソクの書き方から、移動平均線、MACDを用いたゴールデンクロス、デッドクロス、上昇トレンドか、下降トレンドかを予測する方法をいくつか紹介しました。

トレンドが読めることはFXにおいて必須スキルです。

これがないとFXをはじめるのも危ないので、シミュレーションソフトなど利用して必ず確認できるようにしましょう。